« 第11節:京都戦(観戦前) | トップページ | GW総括(ちょっと早いが) »

停車位置よりも大切なこと

最近、猫も杓子もオーバーランを伝えているけど、運転手もかわいそうだなあ。あれだけ注目されたら、過緊張してミスも出やすくなるだろうに。だいたい、日本全国で1日に駅の停車を何回やってると思っているんだよ。……という私も知らないわけだが。

ということで、東京メトロ銀座線をサンプルに考えてみた。
日中の銀座線渋谷発は364本。浅草まで18駅(渋谷除く)。渋谷発は上野行きもあるが、逆に渋谷は引き込みタイプ(折り返し時にいったん引き込み線に入って出発前に入線)なので、そのまま18駅で計算すると、1日の駅停車回数は単純計算で364×18×2(往復)=13104回。地下鉄1線でこの回数だから、全国だと何百万回のオーダーになるんじゃないかな。銀座線はそれでも編成長や停車駅が統一されているが、例えば千葉の内房線あたりだと、編成長だけでも、4・5・6・8・10・11・15両くらいあるだろう。一億総監視員状態のこの状況で、あの程度のミスしか出てこないのであれば、テレビで長時間取り上げ騒ぐほどの事象ではないと思う。

もちろん間違えないのが仕事ではあるわけだが、ミスは付き物。そのミスをした際に人命に関わるような状況に陥るかどうか、というところがポイントだと思う。その意味でオーバーランは優先すべき問題ではない。(ホームのないところでドアを開けたってのは、また別の問題という認識)

いつまでもお涙ちょうだいや重箱の隅をほじくっている場合ではなく、今回の宝塚線のような「ミスが人命に繋がる」事象を検証していくことが、マスコミの責務であろう。
そしてその対策のコストをどう考えるか、例えばその対策の一つであるATS-Pなどを第三セクタやローカル線まで入れるべきというのか、そのコストは誰が払うのか、というような建設的な議論を始める時期ではないか。JR西日本(の上層部)が腐っているのは良くわかった。しかしそれで終わっては犠牲者も浮かばれないではないか。マスコミ各社が社会の公器を標榜するなら、いつまでも遺族や近隣住民をパパラッチしている場合ではない。

土佐くろしお鉄道の際は、地方ニュース扱いということなのか、大手マスコミはこの問題を実質スルーした。ATSの問題がクローズアップされていれば、都市圏の保安装置が非力であることが問題となり、それらの線区で従来以上に注意が払われたかもしれない。たらればだけど。

JR西日本だけでなく、マスコミ各社も対応を問われている。社会の公器としての存在意義を示して欲しい。

|

« 第11節:京都戦(観戦前) | トップページ | GW総括(ちょっと早いが) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92399/3999051

この記事へのトラックバック一覧です: 停車位置よりも大切なこと:

« 第11節:京都戦(観戦前) | トップページ | GW総括(ちょっと早いが) »