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いわゆるTVのアドバンテージ

たまたまスターウォーズをTVでやっていたので見た。今日の分(エピソード1)を除く4話は、たぶん2話ぐらいしか見ていないこともあり、内緒の話だが、いまいち登場人物の整理がついていない。
と思ったら、今日の日経夕刊に各話のあらすじと登場人物の関係が広告で載っていた。ふーん、スカイウォーカーって1人じゃなかったのね(恥)、とか、ダースベイダーって元ジェダイだったのね、とか(以下略)

今日のTVも最終作「シスの復讐」(エピソード3)の宣伝みたいな物なのだろう。CM・コメント枠が次回作の案内てんこ盛り。2週間後にも「クローンの攻撃」(エピソード2)をTVでやるそうだし、金かけてるよなあ。まあ、スターウォーズなら映画を見に行っても良いけど。

で、ちょっと思ったのは、この作品を、はたして無料じゃなかったら見たか、また無料であってもネットにあれば見たか、ということ。同じ時間にCSでやっていたら見ただろうか、あるいはDVD借りて見ただろうか、仮にネットで無料で見られるとしても思いついて見ただろうか。

私の現状では、全て「否」である。たまたまひねった(じゃないな、リモコンなんだから)チャンネルでやっていたから、「面白かったら見よう」と思いついただけ。面白くなかったら「でぶや」に切り替えるだけである。
これがCSではそうはいかない。PPVで払って初めて視聴できるのだから。DVDレンタルは更にハードルが高い。レンタル屋に行くという行為が追加となる。
ネットの場合は、やっているところを探す必要がある。特にネットで大作映画をタダで見せている、というポータルがない(ですよね?)ので、見たい作品を決めてピンポイントで探す必要がある。そこまでして見たい映画なら兎も角、私にとってこの作品はそうではない。もちろん、ネット環境や表示媒体の問題も大きい。その点TVは気楽である。

TV(いわゆる民放)のアドバンテージは、「顧客側の環境が既に充実している」「広告収入の規模が大きい」ということであり、それがゆえに複数チャンネルで(それなりに)金を掛けたコンテンツを無料で配信できる。私も今日その恩恵にあずかったのである。私は買わないだろうけど、同じ番組を見た誰かがスポンサーの商品を買ってくれる、ということによって享受できたわけである。あ、でも次回作を映画館に見に行ったら買ったことになるよな。


で、今後も民放がそのアドバンテージが保てるのか。

おそらく、そのアドバンテージは縮小していくのだろう。ポイントは「録画機能の充実」「民放デジタル化」「ネット環境の充実」であろうか。ハードディスク(HD)レコーダーによってCMのスキップなどがより容易となる。しかもデジタル化によりEPGなど録画環境もさらに改善するであろう。私でも、CSはEPGからビデオデッキ連動でとりあえず録っておいて、あとでCMをスキップしながら見る、なんてこと位は既にしている。民放でもメーカ準備EPGなどがあるかもしれないが、野球中継が伸びたなどの修正なんかはまだできないですよね?
  #野球中継の延長放映自体が縮小していくという話もあるが、ややこしくなるので割愛。
金城湯地であるコンテンツ再販事業についても、HDレコーダーの「大量録画が可能」という特性が影響するかもしれない。

また、今ほぼ100%の普及率、すなわち顧客にとっての見かけコストが極端に低い状況が、デジタル化によって(買い換えやアダプタ設置などで)コストが高くなる。例えば、既にCSを設置している家庭はどうするだろうか。ちなみに我が家なら、デジタル民放は不要と判断する可能性が高い。ネットについても、「ADSL」「光」の導入が増えており、広帯域を享受できる世帯が増えたとき、オンデマンドという特性が脚光を浴びる可能性もある。そんなこんなで、デジタル民放は、今程の普及率にならない可能性もある。

その状況で、スポンサーは今と同じ水準のコストを払うだろうか。それだけのメリットを得られるだろうか。民放各社も、当面デジ・アナ両方のコスト負担となるが、コストが増えてもパイが増えるわけではない。1コンテンツあたりにかけられるコストは自ずから下げざるを得ないのではないか。コンテンツの質の低下により、負のスパイラルに陥ることも十分考えられる。この世の春を謳歌している民放各社は、次の一手をどう打ってくるのだろうか。あるいはタイタニックよろしく、沈むはずはないと達観しているのだろうか。

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