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松井証券・その後

1ヶ月くらい前、松井証券が新規上場ビジネスの販売手数料をゼロに」という記事を書いたが、日経6/11朝刊の4面によると、難航しているらしい。

まず手数料をゼロにする前に松井が取った先行策は、「松井が受け取った手数料を発行企業に払い戻す」という作戦。これは、払い戻された手数料の決算処理が問題になったらしい。詳細は記事になっていないが、おそらく、発行企業は手数料を幹事会社に支払うわけで、払戻元が松井だと贈与になるからではないか。この案は結局日の目を見なかった。

本命の「販売手数料ゼロ」も提案を断る会社が相次いでいるとのこと。他の証券会社や金融機関の反対にあっているらしい。相対的に販売会社より主幹事の負担が重く、今の手数料では主幹事はほとんど利益が出ない、といわれる中、「販売手数料ゼロ」の提案は、主幹事責任を負うのを避けて販売実績を積むための良いとこ取り、というやっかみもあるのだろう。

流通市場では通常買い手(投資家)が強いため、恩恵を受ける投資家側が証券会社を選ぶという流れがスムーズであった。発行市場については、大型上場は兎も角、幹事会社の力が大きい部分もある。恩恵を受ける発行企業が、コスト面だけで主幹事会社に案を飲ませる、というのは難しいのかもしれない。

大手以外の証券会社と組んで進めていくのか、あるいは(松井は否定しているが)独力で主幹事業務に進出するのか。中堅証券会社が、主幹事奪取の好機ととらえて動くようだと、面白くなりそうである。

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