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横浜vs愛媛(観戦後)

私にとっては開幕以来、待ちに待った三ツ沢での対決。ここは清水の舞台から飛び降りるつもり(笑)で「S自由席」を購入。こんな展開になるとは思わなかったよなぁ(笑)
前回いろいろ書きましたが、結果は兎も角、11人対11人のガチンコを見たかったなぁ。

結果は2-0で横浜の勝利でしたが、横浜の勝利を喜ぶより、愛媛の70分間の健闘を称えたい、そういう気持ちで私は三ツ沢を後にしました。

開始5分で「黄」2枚目による退場は、なかなか見られるものではありません。両方ともしっかりと見ていた訳ではないのですが、1枚目は横浜が最初にちょっとボールに触った後だったような気もしましたし、2枚目は結果的にという感じもしたのですが。。。
まあ何にせよ、1枚目をもらった選手が、ジャッジの基準がまだ曖昧な時間帯にするプレーじゃなかったという意味で、自業自得かもしれません。兎にも角にも、残り85分間を10人で戦わざるを得なくなったわけです。

この試合は、「愛媛がいつまで耐えられるのか」という点に興味が絞られました。

主審はそれ以降も威圧的な笛を吹くし、メイン側副審もレベルが低く、かつ速い時間帯での退場者ということですから、選手の気持ちが切れてもおかしくないところですが、愛媛の選手は集中して対応していました。退場後に交代で入った経験豊富な石丸の功績も大きいのでしょう。

まず、DFラインをいつもより深めに取ります。副審のオフサイドジャッジを信用できなかったのでしょう。アウグストの綺麗な戻りオフサイドを見逃され、それは決定的になります。組織的な守備が身上の愛媛がオフサイドを取ってもらえないのは苦しいです。前半は深く守り、失点を防ぐことを最優先します。実際、エンドが変わった後半は、前半より高めの位置取りとなり、オフサイドも5つとっていますね。

また、時間を使うこと、可能性の低い攻撃を控えることで、体力の温存と失点機会の逓減をねらっていました。GK川北は、(菅野の域にはさすがに達していませんが)極力時間を使うことに腐心していました。また、GKやDFラインからのキックも中盤を飛ばし、FW田中の位置と違うところに(おそらく意図して)蹴って、安全な位置で横浜ボールにしていました。もちろん、可能性の高い場合は攻撃にもそれなりの人数を掛けてチャレンジするわけですが。

このチームは組織的な守備と運動量が持ち味です。1人少ない状態では、いつものように飛ばしたのではガス欠必死です。来る時に備え、我慢の時間帯が続きます。
ほとんど10人、一時は9人(猿田の怪我・2人目の退場)の時間帯もある中、足を攣る選手がいなかったのは、この戦略の効果でしょう。

愛媛は、愛媛が今できることを全て行って、天命を待ちます。

対する横浜は、吉野がブレーキです。攻撃のテンポが遅く、また意図が周りとあわなかったり(もしかして智吉と仲が悪い?)、ボールを失うことも再々です。愛媛も吉野のところが取りどころと考えたのか、吉野がボールを持ったときに厳しくアタックする場面がいくつかありました。愛媛にとっては、北村や吉武じゃなくて助かったのではないでしょうか。
ただ、48試合を戦い抜くためには吉野の成長は必要でしょう。結果的に、吉野に経験を積ました上で勝利していますし、効果的な時間帯に吉武や北村を入れて得点に結びつけています。その意味では横浜としても、采配ミスというわけではないでしょうね。

愛媛は我慢に我慢を重ねましたが、セットプレーで躓きます。FKで愛媛の守備が整う前に、カズのクイックFKから吉武の見事なシュート。つよぽん、よかったね。
その後、得点が必要な愛媛は3枚目のカードとして猿田を送り出します。猿田は開幕戦で決勝ゴールを上げた選手で怪我から復帰してきたわけですが、交代直後に怪我で治療。10分ほど9人での試合を強いられるという不幸が襲います。これが疲労が蓄積した愛媛の選手に、ボディーブローの如く効いたでしょうね。
終了間際、「運動量が少なかったので機動力を与えたかった」という吉武の突破を、たまらず金守がPA内で倒してしまいます。PKは妥当でしょう。但し、「赤」は厳しすぎだと思いますが……。


愛媛は、敗戦もさることながら、井上・金守・森脇の3名が次節ホーム鳥栖戦に出られないのが痛いですね。高萩もリーチになってしまいました。選手層の薄いチームですから……。次節は金曜日とはいえ、ホームの勝敗は今後の観客動員数に影響しますから、ここが踏ん張りどころでしょう。

横浜は、相手の退場という、ある意味幸運(横浜の場合は必ずしも幸運ではない?)に恵まれました。次はどうでしょうか。昇格を狙うのであれば、次の水戸戦は勝ち点3をとるべきですが、今節の拙攻を見ると、「幸運無しに」確実に得点できるか、というところで少々心細くなります。幸い次は城が戻ってきますので、自信を取り戻せるような内容と勝利を期待したいところです。

#しかしカズのシュートは、Amazingだったなあ。横浜が勝ったから良かったけど。

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コメント

ホントにお世辞抜きで、愛媛は良くやったと思います。
1人マイナスになり、FWを削って、引き分け目標にしたのは誰が見ても明らか。
 このパターンが横浜の苦手なうえ、#14がハッキリしないし、#11は枠を外すし、一時はマジに89分にラッキーゴールで負けるのではと思いました。
 これを救ったのは、ツヨでしたね。
調子こいて、トップオブツヨシに手を出してしまいましたが。。(苦笑)

投稿: M | 2006.05.28 23:01

「Jのレベルじゃない」「プロ(興行)として問題」といった観戦記を読んで悔しい思いをしておりましたが、そう言っていただけると救われます。
吉武は自分の役割を理解しているし、試合後のインタビューなども堂々としており、ほんと成長しましたね。
ダービーはぼーっと見ていましたが、競争中に故障した馬はかわいそうでしたね。ついつい軍曹や岩倉を連想してしまいました。

投稿: | 2006.05.29 20:18

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今年J2で唯一横浜FCに勝利している愛媛FC。ここ数戦は 苦戦が続くが、補強は傍目からすれば最低限、顔ぶれを 見れば最大限の補強をしていると思う。 特に広島から今年加入した3人は、広島ユース時代に評価の 高かった選手達。広島ユースは今や日本でも名を馳せる程の強豪。 ..... [続きを読む]

受信: 2006.05.29 01:33

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