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オッカケで上手になるのは追跡技術くらいのものらしい

明日に備え、早く寝よ、と思って日経夕刊(9/15 15面)を読んでいたら、「あの」坂東眞砂子氏のコラムが。

坂東眞砂子氏といえば、子猫殺しコラムで有名です。こちらで詳しい(と書きつつ記事は読んでいない)ですが、「子種を殺す(避妊手術をする)か、できた子を殺すかの差」で「同じことだ」と主張し、実際に生まれたばかりの子猫を殺した、といったコラムを日経夕刊で発表して話題になりました。

飼い主が愛玩動物の命を握っているという趣旨は理解できるんだけど、さすがに母親から産み立ての子を取り上げて殺すことと、埋めない身体にすることを同一視するのはついていけないなあ。胎内に育んだ命を育てた期間と労力は0ではないし、育むことによって母親になっていくという話しもあるし。
まあ、数多居る「捨てネコする人々」よりは、自覚しているだけマシかもしれないけれど。

……いや、そんな話はどうでも良くて(笑)
もとい。今回の彼女のコラムは、サッカーの「追っかけ」です。

サッカーが好きでイタリアに行きたくて、会社を辞めてイタリア語を学び、将来はそれを生かした仕事に就きたいという女性を引き合いに、話は展開します。
その女性が「サッカーをするため」ではなく「サッカーを観るため」であることに作者は驚き、そして思います。

サッカーが本当に好きならば、サッカーを習得することに向かうだろう。(中略)音楽や絵画を学びにイタリアに行く人と、サッカーのオッカケで行く人は同じだ。しかし、そこには決定的な違いがある。対象を自分の内に取り込もうとするか、追いかけること自体を目的とするかだ。前者は自己の成長に繋がるが、スターやチームのオッカケで上手になるのは、追跡技術くらいのものだ。(中略)その憧れの対象となろうとするほど、自分のやりたいことは明確ではない。だから、せめて形だけでも真似る。オッカケとは、「生きている」ということの手軽な代償行為となっているのではないかと思う。

「人間は二種類に分けられる。サッカーの魅力がわかる人間と、わからない人間である。」と言われますが、後者の人間には理解できないでしょうね。
理解できないこと自体は問題ではないです。

しかし、作家として「オッカケで上手になるのは、追跡技術くらいのものだ」ってのは不味いんじゃないですかね?
彼女の職業に当てはめて言い換えれば、「小説を書くことは自己の成長に繋がるが、本を読むことで上手になるのは、本を探すことくらいだ」って感じでしょうか。本の読み手って、作家のお客さんですよね。

まあ本は持ち運びができるので、サッカーみたいに現地に行く必要はないですが、例えば作家やミュージシャンじゃなくても「本に埋もれた生活をしたい」「音楽に携われる仕事をしたい」って観点で仕事を選ぶ人ってのはそんなに珍しいですかねぇ。彼女が仕事上つきあいのあるだろう、出版社の編集者とかもその部類ではないのかな。そもそも、勉強して将来それを生かした仕事に就きたいって、ある意味単なるスキルアップだし。

この人、なんだか、作家でありながら単に想像力が無いだけ、って感じなのかな。

「子猫殺し」で議論をふっかける人物だから、今後どんな斬新な意見が飛び出すかと思ってある意味楽しみにしていたのですが、単なる「変なおばさん」ってだけなのかもしれません。

ああ、なんか中途半端だけど、水戸戦にそなえて寝ることにしよう。おやすみなさい。

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