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横浜vsヴェルディ(観戦後)

まあしかし、久しぶりの大雨でしたね。台風の平塚戦や大雪の大宮戦よりましとはいえ、息が白くなるほど気温も下がり、前半は叩きつけるような大粒の豪雨で、すぶ濡れになり風邪をひいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
それにしても、この雨天確定の三ツ沢で、合羽やポンチョを持ってこずに、試合中に傘さして席に座ってる人って何なんでしょうね? 赤ちゃん連れとかはともかく、他人の観戦妨害の確信犯か、想像力が欠如しているか、のどちらかなのでしょう。

しかしこの土砂降りの雨の中、6000人弱が三ツ沢に訪れました。勝利で終えれば、この寒さとずぶぬれの身体も、喜びでほかほかと暖かくなるはずだったのですが。

この試合が実質今シーズンの最終戦らしいヴェルディ。波の大きさが不気味でしたが、今節は良い方のヴェルディが出たようです。もちろん個々の選手の力は充分昇格を狙えるチームですから、上手くかみ合えば手強い相手です。その確率を上げるためのスタッフに恵まれなかったことが、あのチームの今シーズンの運命を左右しただけとも言えそうです。


その手強い相手、実力のある相手選手を押さえるためには、調子にのせないことが重要です。相手に先制点を与えないか、こちらが先制点を取るか。

守備的に行くなら、柏戦よろしくカズを入れて、相手が疲れたところでアレモンのパターンでしょう。柏戦で脆さを見せた中島が気になるなら、岩倉も選択肢になりうるでしょう。が、攻撃が好きなヴェルディを勢いづかせる結果になる可能性も高そうです。

ヴェルディは中央の攻撃が中心で、サイドを深くえぐるようなパターンは少ない印象があります。高木監督は、ディフェンシブにするより、攻撃力を増して押し込んだ方がリスクが少ないと考えたのではないでしょうか。欠場のアウグストのところに滝澤を入れ、右SBには崔成勇が入ります。ただこの崔のSB、個人的には前回のヴェルディ戦で良いイメージがないのですが、お子さま誕生ということで何かをしてくれそうな。もちろんサイド攻撃でファールをもらえれば、滝澤のFKという楽しみもあります。

確かにヴェルディはSBの裏にボールを放り込むケースはあまりありません。サイドも使いますが、どちらかというとタメを作る感じでしょうか。横浜のサイドの後ろにぽっかりと空いたスペースを使われずに助かる、というシーンも散見されました。中盤のパス回しは個人能力の高さを窺わせるものがありますが、前半はそれほど失点の危険は感じられませんでした。

その流れで、PA外のFKも菅野が止めるだろうとそれほど心配もしていなかったのですが、逆を突かれた形でころころ転がるボールへ反応できず、先制点を献上してしまいます。蹴るところが見えなかったのか、壁の下を通ったのかはわかりませんが、雨でスリッピーなピッチを上手く利用した、横浜としては少々勿体ない失点でした。
このままビハインドでHTだとヴェルディが勢いづくよな、と心配していた前半終盤、折り返しのボールを内田が決めて振り出しに戻します。

それにしても、横浜の攻撃がピリッとしません。どうしてもアレモン頼みでポストさせたり競わせたりしますが、今節のヴェルディはラインコントロールがしっかりしており、オフサイドの餌食にされます。滝澤も中に絞ることが多く、内田と崔成勇の連携も良くないため、サイドを上手く攻略できません。加えてカードの心配があるのでしょうか、鄭容臺のミスがいつもより多く、前掛かりになる割にはフィニッシュまでなかなか持ち込めません。

こうなると、怖いのはカウンター。平本のドリブルはDFの人数は足りていたにもかかわらず、小村が置いて行かれて菅野の股下を抜かれて失点。DF2人で相対して止められないのは、残り試合に向けての不安材料となりました。

後半中盤でビハインドという状況になってみると、結果として今回の差配が裏目に見えます。
右サイドの連携が悪いため、崔成勇のポジショニングが中途半端となり、また前半から飛ばしていた内田も疲弊して、ヴェルディSBの後ろに折角発生した絶好のスペースを使うことができません。今節先発の滝澤は電池切れです。サイドが出てこない状況だと、ヴェルディの最終ラインはラインコントロールが容易になります。
そうすると、相手DFを背負ってアレモンと城がポストプレーをすることになりますが、ボランチとの距離が長めになり、ボールを失いがちになってしまいます。
アウグストがいれば、中盤でタメを作れて、ボランチやサイドの上がりの時間を作れるのですが……。

この局面を打開するには、スピードがあり裏へ飛び出せるタイプの選手が必要だと判断したのでしょう。カズではなく北村を出しますが、その北村も今一歩。。。
追って、足の調子の悪そうな智吉を中島に変えますが、流れはさほど変わらず。そのまま1-2のまま試合終了となりました。


確かに、星勘定的には痛い敗戦です。しかし今期7敗目ってのは、考えてみれば、まだ一桁台の負け数、もちろんリーグベストの記録です。失点のペースが上がっているのは気になりますが、ここまで来れば勝ち点を如何に積み上げるかの勝負ですから、勝ち点3を狙うためのリスクとして失点が増えてしまうことはある程度仕方ありません。今日の敗戦は忘れ、自信を持って前を向くことが大切でしょう。

但し、攻撃については一度整理が必要ではないでしょうか。点を取らないと勝ち点3は積み上げられません。
アレモンの得点力は優れていますが、かと言って(徳島は兎も角)鳥栖・愛媛が彼一人で攻略できると考えるのは楽観に過ぎるでしょう。SBとSHの関係やSHとFWの関係を含め攻撃の組み立てを今一度見直し、シュートで終われるようなリターンとリスクのバランスの良い攻撃、そして「アレモン頼み」ではなく「アレモンを生かす」戦術の引き出しを多くすることが、残り試合を戦う上で重要ではないでしょうか。

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コメント

雨の観戦お疲れ様でした。

私はパンツまでぐっしょりで、新幹線に乗れる状態に持って行くのが大変でしたw。

アレモンは不貞腐れなければ戦力として十分ですから、ベテランと高木の教育的指導が功を奏すといいなと。
サイドに関しては、柏戦のイメージで考えても、崔と滝澤は交代要員として置いて置くのが良いと思いました。

何はともあれエンジョイ昇格↑。あと4戦全力で行きます。

投稿: Muh | 2006.11.12 22:17

お疲れさまでした。風邪引きませんでした?
サイドについては基本的に仰る通りかと。滝澤はFK要員としてはベンチスタートは勿体ないのですが、やはり流れを変えられる筆頭の選手だと思います。崔も交代で前をやらせた方がいいでしょう。
鳥栖・愛媛戦は丁度契約更改時期ですし、愛媛は高萩がいないなど、好材料もあります。折角の機会ですから、ポジティブに昇格レースを楽しみたいですね。

投稿: | 2006.11.13 23:02

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