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鳥栖vs横浜(観戦後)

朝は本降りだった雨も、鳥栖に着く頃には止み、いい感じです。
鳥栖スタジアムはやはり見やすくていいですね。大型ビジョンも付いて羨ましい限り。屋根もあり、試合中の降雨も凌げましたが、雨漏りがするので屋根の下でも傘を差す人がいるのはご愛敬でしょうか。
鳥栖もホーム最終戦と言うことで、雨模様の中でも1万2千人強のお客さんです。

しかし、ホームゲーム最終戦って、結構ホームチームの勝ち負けが偏る傾向があるみたいで。
例えば、2005年は12試合中2試合しかホームが勝っていませんが、2004年は3チームしかホームで負けていませんし、2003年に至ってはホーム敗戦は1チームだけです。今年はホームが勝つ年なのでしょうか、それとも逆でしょうか。
Awayが勝つ年なら、この節で横浜の優勝が決まるかもしれません。

出場停止の智吉が鳥栖に来ていたようで、サポも智吉コール。そうこうする内に「信義」コールが。そう、信義が鳥栖へ応援に駆けつけてくれたのです。嬉しいですね。これは何としても勝たねばなりません。
前節はアウグスト温存か、と思っていたら、今節もお休み。一抹の不安を覚えます。
鳥栖は休養十分の新居がスタメン。そして横浜はアレモンがベンチスタート。アレモンを出すまでに新居をきちんと押さえられるかどうか、がこの試合のポイントとなります。

鳥栖は、お家芸のサイド攻撃を徹底し、智吉欠場で不安視された右サイドももちろん狙います。鳥栖の切れ味鋭いサイド攻撃に後手に回り気味の崔が、早々にイエローカードをもらい、いやな展開になります。
サイド攻撃で守勢に周るからでしょうか、中央が手薄になり、鳥栖にポゼッションされます。最終ラインで跳ね返しても、こぼれ玉を鳥栖が拾い、二次三次攻撃をされてしまい、防戦一方。たまに攻撃をしても、早い段階で芽を摘まれるパターンも増えてしまいます。

結局、この、攻められてははじき返し、という繰り返しが1時間以上続くことになります。鳥栖はボールを良く繋ぎ、シュートやCKへ持ち込んでいました。「最初の一歩」も横浜より早く、横浜にボールを渡さない、横浜に自由にボールを動かさせない、という気合いの入った良いプレーでした。
但し、最も気を付けるべき新居に対して大きな仕事をさせなかったという意味では、横浜もペースを失っていたわけではありません。結果としては、アレモン投入まで失点をせずに凌ぐことができたのですから、OKです。

そして、鳥栖が疲労気味の局面で投入されたアレモン、いきなりディフェンダーをドリブルで牛蒡抜きです。鳥栖は辛うじて凌ぎましたが、多分このシーンで鳥栖DFは自信を失ったのではないでしょうか。他チームだと2人マークが標準っぽいですが、3~4人くらいで囲むようになります。アレモン1人が相手陣に残っても、鳥栖DFが3~4人(笑)

すると、ある意味必然かもしれませんが、数的優位を作り出せず、中盤のプレスが弱まります。こぼれ玉も拾えるようになりますし、最終ラインからも余裕を持ってフィードできるようになります。徐々に横浜の攻撃が息を吹き返します。

得点シーンも、中島がハーフラインまでノープレッシャーで持ち上がり城へロングフィードしていましたが、前半の鳥栖であれば、積極的にアタックに来ていたはずです。
そして、アレモンに気を取られたか、誰も城と競りません。しかしその分、アレモンとボールの間にディフェンダーが入ることができたのかもしれません。そして、普通なら、DFがFWの前に入れたのですから、クリアなりFWのファールなりで凌げると思うだろうし、GKもOGを考えるとDFに任せて競りに行かない方がいいと思っても不思議ではないんでしょうね。
しかし、あそこで足を出してループにするところが、本当に素晴らしい。まさにFW。
アレモン、おまえは最高だよ。

そして、ディフェンス陣も、よく鳥栖のサイド攻撃や新居・尹などの攻撃、多くのセットプレーを凌ぎましたよ。小村はPKの基準が高いと判断したのでしょうか、かなりリスクを冒した泥臭い守りでしたし、菅野のファインプレーにも救われました。
正直、優勝を決める試合にしては、当事者「以外」が見たら不細工な試合だったと思います。確かに試合内容は鳥栖が上でした。数字的にも、シュート・CKとも鳥栖が倍近いですし。

しかし、負けないサッカー、点を失わないサッカーでここまで来たのです。そして、この試合でも結果を出しました。直接対決後のラストスパート、50節からの2試合で、柏が4失点、神戸が3失点のところ、横浜は無失点でこの大舞台を乗り切ったのです。ある意味、今年の横浜らしい試合だったのではないでしょうか。

でも、やはり鳥栖の兄貴は強かった。確かに神戸戦も手に汗握りましたが、あの試合は神戸も37節ほどは自分たちのサッカーができていなかったわけで。今節の鳥栖は、良いサッカーをしていましたから、正直「時間の問題かもしれない」と弱気にもなりました。しかしこのチームは、それに耐える力を持っているんですよね。頭ではわかっているつもりなのですが、長く染み込んだものがそう思わせるんでしょうね。
アレモンのゴールからの試合の長いことといったら。J2で最高に幸せなはずなんだけど、苦しいことといったら。
でも、終了のホイッスルの瞬間の開放感といったら。ああ、幸せ。


福岡空港で皆と合流でき(ゴール裏の方ありがとうございました)、建物の外で密集しケイタイで速報をチェック。
神戸が勝ち越しでロスタイム、柏は1点ビハインドから動かずロスタイムへ。そして柏が終了。
もしかして昇格?

湘南が追いついたらしい。
もしかして優勝?

……長かったよ。本当に長かったよ。嫌なこともあったよ。
でも、戻れたよ。本当に戻れたよ。
あのチームの子供が、J1のステージに立つんだよ。
サッカーの神様、感謝します。そしてこのチームを生み育ててくれた全ての方に感謝します。

鳥栖に行って良かった。

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コメント

アレモンの足は正に神がかり的でしたね。
そのサングラスの神様はニャッと笑うと、忙しそうに柏へ飛び去って行きました。
ありがとうございました。。。。

投稿: M | 2006.11.28 20:47

足もそうですが、あのループ具合も。。。
神様もサングラスの下で涙を流しているのでしょうか。できれば城の最終戦も、もう一仕事お願いしたいところです。

投稿: | 2006.11.28 23:09

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