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横浜FCvsマリノス(観戦後)

1年前のプレシーズンマッチ、横浜FCはマリノスに完膚無きまでに叩きつぶされました。
あれからまだ1年です。こんなに早く、このチームに勝利する日が来るとは……。

  「サッカーは何が起こるかわからない」

昨年のプレシーズンマッチから、J1初勝利までの1年余りの激動を見てきた横浜FCサポーターにとって、この言葉は現実です。

開門はどうやら16時に変更になったらしい、ということで開門前に着くように横浜駅に30分前に着いたのですが、バスが渋滞で。。。結局着いたら既に開門後。
メイン横浜側は昨年最終戦の時より結構多く、こりゃ通路側の席は空いてないかなとふと見ると、誰も座っていない白いガムテープが貼られた列が沢山あります。係員に聞くと、マスゲーム用の印とのこと。みんな場所取りのテープと勘違いして避けて座ってたのね。おかげで好きな席をゲットできましたが、これでいいのか?。

今日はホーム開幕。高木監督は、人の心を掴むのが巧いんだろうなと思わせるような。キーワードを押さえた頼もしく良いスピーチでした。中田市長は、「J1初勝利」みたいなスピーチをしてマリノスサポから大ブーイング発生、以降何も聞こえず。おそらく、「マリノスはJ1の厳しさを教えてやれ」みたいなコメントを続けてするつもりだったのかもしれませんが、政治家としては少々不用意。でもこういう人、個人的には嫌いじゃないですけど。

今日はバック中央に緩衝地帯を設けています。着いた頃はマリノス側が多く、この緩衝帯の位置で大丈夫かなと少々心配になりましたが、試合直前には横浜側も一杯になり、なかなか絶妙なセッティングだったように見えました。
入場時には双方がマスゲーム。J'sGoalで写真が出ていますが、メインから見た光景はもっと綺麗で素晴らしかった。観客全員がこの試合の意味を理解している、そしてこの舞台を楽しもうとしている、「ここに居る素晴らしさ」を改めて感じる風景でした。「Y」「O」「K」「O」「H」「A」「M」「A」のゲーフラも最高でした。

しかし、その雰囲気をぶちこわす行為が。マリノスサポが紙吹雪をばらまいたのです。
いや、くるくる傘を回す応援は、気持ち悪いけど我慢しますよ。迷惑がかかるにしても内輪だけでしょうし。しかし紙吹雪はスタジアムの禁止事項のはず。しかもマリノス側ゴール裏の後ろはすぐ道路と民家。風も強く、外にかなりの紙吹雪が舞っていきました。誰がその掃除と謝罪をするのでしょうね。事故がなくて良かったですよ。
「三ツ沢の地を大切に使う」という気持ちがないなら、マリノスには三ツ沢を使って欲しくないですね。

もしかしたら、三ツ沢の神様も、そう思ったのかもしれません。


試合は前半早々から少々殴り合いの様相。双方とも前からの守備を徹底し、中盤でのボールの奪い合いとなります。マリノスのディフェンスラインが高めでGKの前にスペースがあったことも幸いしたのでしょう。昨年優勝を決めた鳥栖戦のアレモンを彷彿させる早川のループシュートで、前半早々に1点をいれます。いやー嬉しかったですね。外れそうで外れない軌跡。だーびっつさんの仕業か、三ツ沢の神の仕業か。

この後、特に後半からは圧倒的にマリノスがポゼッションします。個々の実力が上というのもあるのでしょうが、横浜FCの攻撃時に簡単に相手にボールを渡してしまうのも原因の一つ。GKからのフィードやSBのクロスなど、ターゲットではなく相手DFの正面にボールが行くシーンが多すぎます。

守備の面では、最後に体を張って止めるのは横浜パターンですし、サイドも前節より良かったのですが、DFとMFの間のスペースを結構自由に使われたり、ドリブルでするするPA内まで持ち込まれたりで、ひやひやしました。
しかし山口を替えたのは驚きましたね。今までの試合でも「危ない!」と思ったところを山口がカバーしていた、なんてシーンも多々あり、この局面で試合を見る目を持った選手を替えて良いのかと。しかし今思えば、後半はスピードに付いていけてなかったような気がします。これが勝負師の判断なのでしょうね。

1点勝負、こうなると菅野ワールド炸裂です。
前半の顔面セーブを皮切りに、好セーブと時間稼ぎでチームに貢献。敵に回したくない選手です。今日見に来ていたオシムに好かれたかどうかはわかりませんが。
……ダイジェストで見ると、山瀬のポストを叩いたシュートは、菅野は(諦めたのではなく)見切っていたように見えるのですが、気のせいでしょうか。

内田も危ないミスもありましたがよく頑張りました。久保は後半疲れてましたね。後半35分頃の中央でフリーになったシーン、メインの客もその瞬間、みんな立ち上がりましたよ。決めて欲しかったなあ。

終盤には少々小競り合いもあり、ロスタイムにPA前でファールを与えるというお茶目な演出などもあり、かなーりドキドキさせられましたが、程なく岡田主審の長い笛。横浜FCがJ1の初勝利を勝ち取りました。
たぶん、客観的に見れば防戦一方の凡戦です。しかし、選手の気持ちが伝わる、素晴らしい試合でした。選手にスタッフに感謝です。でかした!ありがとう!
マリノスとの公式「初」対戦が白星、というのはうれしいですね。そして、この競合が続く4戦のうち2戦目で勝ち点3を取れたことは、選手の自信の面でも、勝ち点数の面でも、今後の戦いにとって大きなプラスです。


ただやはり課題は山積しています。

攻撃面はまだまだ。ターゲットが少ない中、いかに前へボールを運ぶか。SBがフリーの状態でフィードして、相手CBへのイージーパスになってしまうようでは、組み立ても何もありません。サイドからのクロスもそうですが、チャンスの数が少ない以上、精度を上げることが必須でしょう。
また、外国人のフィットも重要でしょう。ベンチにも入らないようでは。。。

守備面は、ドリブルで結構攻め込まれていたのが気になりました。空中戦も分が悪いですね。
カードも今までは異議なんかも多かったですが、今期は純粋なプレー系で既に5枚です。J1仕様のDF層はまだ薄いので、他の選手の底上げやアンデルソンのフィットを加速する必要があるでしょう。

さあ、「王者」「因縁」ときて、次は「天敵」の登場です。
J1の戦いに自信を持ちつつある横浜FCが、スケールアップした「あの」川崎にどのような戦いができるのか。楽しみです。新たなステージで、過去の敗戦の数々の借りを返すことができれば最高なのですが。

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コメント

三ツ沢の神様は、おいたが好きですからねぇ。
ウチのボールは不思議な弾み方で枠内へ転がり込むし、相手のシュートは神様がカーン君と名付けし枠君が第2GKとして大活躍で弾き飛ばすし。
サングラスで判りませんが、ニャッと笑った奥で涙を流していたかも??

投稿: M | 2007.03.11 17:40

そして「今回で最後だからな」とつぶやいたことでしょう。
何かこの試合で横浜FCの一つの章が終わったような、そして次節からは新たな章が始まるような気がします。

投稿: | 2007.03.11 21:40

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