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横浜FCvs柏(観戦後)

この試合、評価が難しいですね。
前半途中までは、「いつもと比べると」悪くなかったように見えましたし、後半のゴールへの意気込みは感じました。しかし、僅か10分間での3失点、それもミスから自滅、さらにベテランの退場。
1クール目の最終戦、前半の集大成の、そして同じJ2からの昇格組との試合。その試合で我々が見た現実は、中断期間で修正できるものなのでしょうか。

チケット売上が低調だったのは、やはり天気予報のせいだったのでしょうか。柏サポが大勢詰めかけ、7000人超の入り、昨年の柏戦@三ツ沢に比べて倍近い入場者数です。と言っても、バックは丁度中央から二分した感じですし、ゴール裏は柏の方が多いでしょうか。横浜も歴史を積んで、自チームのサポーターやファンでAwayチームを圧倒したいですね。
恒例の手拍子も、柏が拍手系の応援を先にやりだして沙汰やみ。好みはあるでしょうが、柏の応援はキャラが立っています。

前半序盤の横浜の攻撃は「いつもに比べ」悪くありませんでした。相変わらずボールが収まりませんし、相手DFの前でボールを回していただけ、という見方もあるでしょうが、GK南のファンブルや早川の決定機など決めていれば、また違った結果になった可能性もあります。
一方守備面は少々厳しめ。柏の詰めの速さに慌てるシーンが散見。鈴木達也のシミュレーションは、たぶん本当なら早川のPKだったでしょう。また、柏がきちんと前でボールを納めるので、コンタクトプレーがファールを取られるケースが多いのもディフェンスを難しくしました。

その鈴木、その後早川との競り合いで負傷退場となります。どうやら頭を強く打ったようですが、大丈夫でしょうか。しかし、即座に担架が要請され、敵味方選手が駆け寄り見守る状態なのに、むち打つようなヤジを大声で出す人がいるってのは理解不能です。

これで柏の魂に火が着いたのか、横浜が浮き足立ったのか、怒濤の10分間3得点。しかしこれは横浜側の問題でもあります。
1点目はバックショートパスをクリアせずにトラップしてかっさわれた早川、出足の速い柏の傾向を考慮すれば完全なミスでしょう。ダイレクトならパスコースもありましたし。
2点目は14の飛び出しに付いて行けていませんし、3点目は山口のミスからとはいえど、人数は余っているのに前に入られるのですから、ディフェンスにも大きな問題がありそうです。

それにしても菅沼です。1点目は彼の執着心が生んだ得点ですし、相方フランサがいない中、ドリブル突破など随所に良いプレーを見せてくれました。隠れファンとしては嬉しい限り。まだまだ伸びる選手だと思いますので、頑張って欲しいです。

後半は、柏が一服したのか、横浜に火が入ったのか、交代で入った難波→山田卓也で1点返します。難波の運動量は効果的ですし、山田卓也は前の方が生きますよね。本当なら前半から山田卓也を前にしたいところでしょうが、SBが駒不足だから、というは理解できます。
しかし、だったらなぜ後半から中島なのでしょうか?。3点ビハインドなのですから、小村または山口をCBに、太田を(本職の?)SBへ、くらいの手を打っても面白かったような気がします。内田もディフェンス面では軽さが少々気になりますが、悪くなかったような気もしますし、良く動いていたのですから難波との組み合わせも面白かったかもしれません。そもそも今年の中島は、攻撃面で機能しているように見えないし。

しかし1点返して「これから」という時に、奥が2枚目のカード、主審の鍋島が「赤」を文字通り乱舞させます。2枚目にしては少々厳しいような気もしますが、それまでもファールは多かったような気もします。
いずれにせよ追い上げムードの時に、ベテランが2枚目をもらって退場した、という事実は変わりません。若手ならまだしも。

一人少なくなった横浜はたまらず、中島→滝澤投入。後半は山田が上がったこともあり、ヴェルディチックな中央突破を見せていましたが、滝澤が入ったことでサイドの基点もでき、効果的だったと思います。
……これで持ちすぎなければ、なお良かったと思うのですが。
それが実ったのが、滝澤→難波の2点目。こうなると、昨年の日立台の再来か?と両サポの頭によぎったことでしょう。

しかし二匹目のドジョウはいませんでした。交代で入ったドゥンビアへ縦一本。菅野がクリアしようと前に出ますが、ドゥンビアが速く、フリーのゴールに流し込まれます。菅野にしては珍しい判断ミスかなとも思ったのですが、後でダイジェストを見ると、ドゥンビアへのパスにバックスピンがかかっていますね。しかも見かけ以上に、ドゥンビアが野人のごとき速さ。オフサイドの山を築くドゥンビアですが、これがあるから愛されるのかもしれません。


同じ昇格組ですが、柏との差は歴然です。スペースや逆サイドに信じてパスを出せる柏、見えるところにしかパスを出さない横浜。前にボールが収まる柏、難しいボールを難しい体制で受けざるを得ない横浜。前節までリーグ最小失点は伊達ではなさそうです。とはいえ後半の柏のディフェンスは良くなかったようにも見えましたが、おそらく気のゆるみもあったのでしょうね。

山口はマルセイユ(?)失敗が目立っていますが、全体的には前への意識を持った良いプレーが多かったように思います。カバーリングもそこそこでした。失点も1点目のバックパスは山口の責任ではないですし、3点目は山口のミスが基点でしたが、位置も深くなくDFは余っていましたから、戦犯にするのは酷でしょう。
智吉はイマイチでした。今でこそCBとSBが駒不足ですが、CB補強の目処が付き和田が戻って来ると、このままではスタメンは厳しいように見えます。
あと気になるのが早川。シュートミスや鈴木の負傷が尾を引いているのでしょうか、かつての頼もしさが薄れており、SB時代の悪癖が覗きつつあるような印象を受けました。杞憂であることを祈ります。

さて、中断期間まであと1戦。相手は混乱中のジェフです。ジェフのファンでもある私にとっては、このゴタゴタは大変心配なのですが、選手はこれを試合に引きずることはないでしょう。横浜にとっては厳しい試合になりそうな気がします。
しかしジェフvs甲府戦を見た限りでは、ジェフの欠点は守備。チンチンにされた前回は攻撃力に致命的な問題を抱えていましたが、平本や山田卓也の加入により計算できるようになって来ました。横浜は6月に入ってから4連敗ですが、完封された試合はありません。
ポイントはサイドです。特に智吉・中島が山岸・水野を如何に抑えるか、サイドに飛び出してくる羽生をいかに捕まえるか。見応えのある試合を期待します。

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