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神戸vs横浜FC(TV視聴後)

14時KickOffの大宮が勝利した状況で、横浜が10/20の降格決定を免れるためには、勝ち点3を取らなければいけません。しかし横浜は、新監督就任後6試合で1得点、要するに1試合あたり0.2点以下の現状ですから、試合開始から既に1点ビハインドの状況と言っても過言ではありません。そして、前半に失点して取り返そうとして、さらに失点する試合も多かったわけで、厳しい試合展開が予想されます。


昨年の今頃は、共に昇格を争った中。現ホムスタで戦った49節では神戸に競り勝ち、横浜が昇格に大きく近づいた試合となりました。そのホムスタが、今度は横浜をJ1のステージからたたき落とす舞台となりました。

攻撃にウエイトを置かざるを得ないこの試合に、山田ではなく和田を入れてきました。おそらく、運動量を重視したのでしょう。そう考えると、西山・薮田のFW起用も理解はできます。今日は特に序盤は仕掛けも多めで、少々無謀な仕掛けもあったりしますが、点を取ろう、前に行こうという意識があるのは良いことです。序盤は攻撃の際の厚みもそこそこありました。
序盤序盤ってしつこいですね。

しかし、ハイボールが多いってどういうことよ。西山といい内田といい、空中戦に勝てる面子じゃないだろうに。そして、ショートパスもサイドチェンジもパスが繋がりません。もちろん、神戸のチェイスが効果的という面もありますが、連携が取れていないことが大きいのでしょう。これだけちぐはぐだと、なかなかチャンスにならず、カウンターも受けやすくなります。DFの修正もされたのか、勢いも衰えます。

序盤9分、サイドからの速いクロスに中央は2対2、和田の前に古賀が入り、あわせてゴールします。序盤いきなりの失点、今の横浜としては致命的とも言える失点です。2点取るというイメージが、残念ながら湧いてきません。

神戸の攻撃は、サイドへの斜めのロングパスが効果的です。横浜が前がかりでスペースがあることも効を奏しているのでしょう。大久保も驚異で、13分には大久保の突破に早川が肘で止めるという、あわやファールのシーンもあるなど、いくつかピンチも招きます。横浜は前述の通りボールを失うシーンが多く、全般的に神戸のペースとなります。横浜は一人一人は頑張るのですが、数的優位を作って守る、というシーンを作れません。

そんな中で横浜が気を吐いたのは、25分頃からの10分間くらいでしょうか。西山・薮田・内田などの波状攻撃や、薮田のループ気味のシュート、吉野のロングシュートなど、4本のシュートを打ちます。しかし神戸のDFは比較的余裕を持った対応をしていましたし、結局この時間帯のシュートが全体の80%をしめる、つまり後のシュートはカズの後半35分頃の1本だけというのが、この試合の状態を物語っています。

この時間帯も、34分に神戸のカウンターからの決定的なシーンあたりでおしまいです。40分頃には、自陣スローインが相手ボールになりピンチを招いたり、スローインを受けた選手が相手に後ろから奪われるなど、ミスでペースを失っていきます。後者は声をかければ防げたシーンでしょうし、連携不足も含めコミュニケーションが不足しているのでしょうか。キャンプの効果はなかった?

後半も、特に代わり映えはありません。51分に菅野がキャッチする際に大久保の胸に蹴りを入れたように見えたり、52分の内田がPAへ突進するも河本に簡単に跳ね返されたりという小ネタはありますが、前に入れた後のこぼれ玉を取りに行く選手がなかったり、ミスでカウンターされたりと、頭を抱えるシーンが多くなります。ミスと言えば、内田がインターセプトされるシーンが多かったですね。彼はこの日運動量も多く頑張ったのですが、奪われやすいポジションということもあり、その分ミスが目立ってしまいました。

菅野も頑張りました。
失点も、2失点目は右からの1対1で、まあ菅野なら触って欲しかったシュートですがポストに当たって入るコースの良さですから仕方ないでしょうし、3失点目はディフェンダーが振りきられて2メートル前からのシュートですからノーチャンス。
67分の大久保の独走をセーブしたり、71分のレアンドロの叩きつけるヘッドを足一本でクリアしたり、終盤のパクや近藤のシュートもセーブするなど、GKとしての役割は果たしたと思います。

神戸のチェイスは終盤まで衰えず、横浜に最後まで仕事をさせませんでした。内容的にも、チームの実力の違いがハッキリ感じられましたし、この結果は妥当なものと思わざるを得ません。今年のリーグ戦、現地やTVで見た印象からも、29戦3勝、勝率1割弱という結果は実力の反映だと思いますから、降格は甘んじて受けざるを得ない結果でしょう。

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この結果を踏まえ、早急にチームがまとめるべき内容は、少なくとも2つあるでしょう。

1つは、貴重なJ1での残り5試合をどう活用するか。これは来年のチーム編成とも関連する課題です。

もう1つは、この結果に対する総括です。開幕時点のチーム編成とリスク管理、開幕後の補強に関する決定プロセスと評価、監督の解任是非と時期の評価、新監督の選定プロセスと判断、新監督後も中断を挟みつつ6試合で得点1・勝ち点0という結果に対する評価と責任、チームが底上げできなかった理由の分析、等々。

開幕後にパウロ・平本・スンジン・ヨンチョル・林(指定)・山田・西山・カタタウ・三浦淳宏・ボムソクと10名を補強しながら、リーグ最短降格記録という、高すぎる授業料を払ったわけです。この現実を明日に生かさなければ、今期悲嘆にくれたスポンサー各社を始め、サポーターやファンがうかばれません。そして、このチームの存続自体にも大きな影響を与えるでしょう。同じ過ちを繰り返せるほど、このチームの基盤は強くないのですから。
そして今は10月下旬。来年への準備に残された時間は、もうほとんど残っていないのですから。

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