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エベレスト登山

サッカーもリーグ終了&天皇杯も次々敗退、ラグビーも同志社敗退、高校サッカーも市立船橋が敗退。民放も見たい番組もないし、ってことで、昔300円余から500円余に値上がりしたときに解約した「ディスカバリーチャンネル」を再契約しました。面白い番組も多く、525円/月も納得という感じです。

そのディスカバリーチャンネル、12月は以前人気のあった番組の再放送があり、その中に「エベレスト登頂」が6話(各1時間)あったので、早速観ることにしました。

上り坂が大嫌いの私にとって、登山ってのは縁がないスポーツなのですが、エベレスト登山って聞くとなんか神聖なイメージがありました。しかし番組から伝わってくるのは、山登りツアーって印象。。。

ザイルを背負って岩山にハーケン打ち付けて、っていうシーンを勝手に想像していたのですが、番組早々に「シェルパが頂上までロープを敷設する」って。えーっ?シェルパが先に頂上に登っちゃうんですか。しかも「年に2週間しか天気の安定している期間がない」といいつつ、その敷設はその期間以外(天候が不安定な期間)にするようなんですね。
もちろん、途中のいくつかのキャンプへの、酸素ボンベや食料などの運搬も彼らがやるわけです。

そして登頂は、シェルパがお世話掛かりとして登山家1人に1人ついていきます。事前に敷設されているロープはもちろん、途中の難所には梯子が掛かっています。滑落防止もロープにカラビナ付けてますし、ザックを背負う以外は片手にピッケルを持つだけのようです。

スタートが遅いと、その難所の梯子待ちで進めなくなったり、頂上付近についても「頂上待ち」で30分以上並んで待つ、という端から見たら漫画のような世界です。
番組では、登山技術の低い中国やトルコのグループが前を塞いで進めず、渋滞の後ろで待たされている方が酸素不足や凍傷の危険にみまわれる、という状態に陥ったため、次の日に登頂アタックする二次隊は「道が込むから早く出よう」ということに。どうも「聖なるイメージ」がどんどん薄れていきます。

それでも、さすがはエベレスト。平地の1/3の酸素のため頂上付近はデスゾーンと呼ばれており、酸素ボンベがなければ死の危険があります。酸素が少ないと判断力も体力も低下します。マイナス40度という低温とあいまって、目の前に瀕死の人がいても、助けることもできない環境。頂上付近には数百の死体が眠っているらしいです。番組でも、別のチームの一人を置き去りにせざるを得ない、という状況に遭遇してしまいました。

いくら至れり尽くせりの「ツアー」だとしても、頂上までたどり着けるのは、体力・精神力ともに強靱な一部の人のみ。そして、頂上にたどり着いても、凍傷で指などを切断する羽目になる人も多いようです。
番組では、義足の人、喘息の人、事故で背骨に金属補強をしている人などいろいろ。そしてその性格もいろいろで、それらの人たちが極限に挑む姿は素晴らしく、その精神力には驚嘆させられます。何だかんだ言っても、エベレストを目指す人はレベルが違いますよ。

エベレスト登山自体は、抱いていたイメージとは全然違いましたが、それでもなかなか面白い番組でした。
ただ残念なのが、空の酸素ボンベや不要となったザイル、食料・生活品などの、ゴミに関する説明がなかったこと。最近注目されてきていますので、シェルパの問題なども含め、負の側面に焦点を当てた番組、というのも、地味な切り口ですが価値があるように思います。

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