« Jリーグアウォーズとか | トップページ | 特殊法人整理の挫折 »

モルガン・スタンレーと中国と米国と

サブプライムがらみで、モルガン・スタンレーが、中国の政府系ファンドから50億ドル(約6000億円)の出資を受けるというニュースが日経朝刊に載っててびっくり。

もちろん、損失が100億ドル弱(1兆円強)ってのもすごいですし、1社でこれだと全体でいくらの損失になるのか、その経済に与えるインパクトはどれほど大きいのか、というのも気になります。米欧が信用収縮すると、日本も脳天気なことにうつつを抜かしている余裕はなくなります。っていうか、日本でもメガバンクだけでなく、コール市場等でも資金の出し手になっている地銀・信金・農水系なども、運用で結構買っていたという噂もあるようですけど。

それよりびっくりしたのは、米国政府がよく許したなということ。

大手証券会社ですから、何だかんだ言ってもグレーの金を扱い、かつ政財界の主要人物との関わりもあるでしょう。中国政府系ファンドの出資を受け入れるということは、中国政府にそれらの情報を捕まれるということ。ヒューミントの強力なカードを与えることになり、中国が米国政策に対する影響力を強める結果に繋がる、と想像できるだけに。

#こういう出資を日本が実施することで、米国に対する貸しをつくること、内部事情・ヒューミントのカードを得ること(米国にとっても中国に握られるよりは良い)、米国が中国寄りの政策を採ることを阻止する、為替のソフトランディングのための一手段とする、という戦略も一考に値すると思うのですけどね。

更に怖いのは、(米国政府が許可したのではなく)政府などに根回しする暇もなく、とにかくショートしないように辺り構わず金策にかけずり回った結果、というシナリオの場合です。
この場合は、米国の大手証券会社が、まるで追い込まれた多重債務者のように、(最終的に高くつく)金貸しにすがる、ということでしょうから。

以上、事情に通じているわけでもないですし、あくまで単なる素人の想像です。
杞憂であればいいのですけど。

|

« Jリーグアウォーズとか | トップページ | 特殊法人整理の挫折 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/92399/17430910

この記事へのトラックバック一覧です: モルガン・スタンレーと中国と米国と:

« Jリーグアウォーズとか | トップページ | 特殊法人整理の挫折 »