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伊藤園優先株とカテキン緑茶

以前から勉強がてら(と言っても勉強する時間もないですが)ぽつぽつ株を買っていますが、基本はミニ株です。投資額が10分の1で済みますし、難平(※)とか利益半分確定とか、いろいろ遊べますから。
しかしこの伊藤園だけは単位株で持っています。優先株なので、ミニ株では買えないからです。
  ※:ナンピン。株価下降局面で買い増しし、平均購入価格を下げる手法。

(株主優待の記述が間違っていましたので、修正しています)

○優先株とは

優先株は、通常「議決権がないけど配当が高め」という株式です。確か東証で唯一の上場優先株だった(今でもそうですかね?)というのが、初物好きの目に留まったわけです。伊藤園と言えば、おーいお茶は好きですし、野菜ジュースはカゴメより美味しい。そういえば大好きだった「キャロット100」を最近見かけませんが、どうしたのでしょうか。

長期の個人投資家にとって、配当が高めというのは魅力があります。議決権を行使したいから買う、という人はあまりいませんから。ちなみに伊藤園の場合は、優先株の配当が普通株の25%増しです。つまり同じ100株でも、普通株だと3800円(H20年度・税引き前)のところ、優先株だと4800円もらえるわけです。

○伊藤園は優先株の方が安い

しかし優先株の株価が高ければ意味がない(配当利回りが目減りする)のですが、伊藤園の場合は、優先株の方が安いのです。先週末の株価で試算してみると、
 ・普通株:1,605円・年間1株配当38円→配当利回り2.37%(税引き前)
 ・優先株:1,143円・年間1株配当48円→配当利回り4.20%(税引き前)
ですから、配当だけを考えれば、優先株の方が断然お得ですね。4%超という水準も魅力です。
(ちなみに後で書きますが、配当金に加えて株主優待もあります。こちらは普通株と優先株で区別はありませんが)

なぜ優先株がこれだけ割安なのか。素人ながら考えてみると、
 ・認知度と流動性の低さ
 ・議決権と株価変動
あたりでしょうかね。

○認知度と流動性の低さ

優先株自体が、一般投資家の中で認知度が低いでしょう。「伊藤園を買いたい」と言う人で、いきなり普通株を飛び越えて優先株に行く人は少ないと思われます。売る方(証券会社)も同様でしょうし、後述の議決権がらみの説明も面倒だし、初めてづくしとなれば自信を持って売りにくいと言う面もあるでしょう。
また、1:0.3の無償割り当てで優先株を取得した投資家も多く、その売り圧力に耐えるほどの買い手がいないと想定されます。

○議決権と株価変動

議決権がないと言うことは、今流行の買収がらみで株価が高騰しない、というある意味負の側面もあります。TOBの時、優先株の扱いはどうなるのか、という心配もあるでしょう。逆に言うと、この株価の差は、買収などの期待値なのかもしれません。

○私の場合

私が伊藤園の優先株を買ったのは、配当利回りが2%台の頃です。借り換えたローンが約2%だったので、それならいいかな、と。「おーいお茶」への依存度が高いのが気になりますが、借金も少ないし、利益率も悪くない。
で、買うと下がるのが世の常。配当が年4320円(税引き後)+2000円相当の株主優待ですから、インカムは年6000円計算。含み損を埋められるのは数年かかりそうです。まあ、半分債券のつもりで買ってるんで。

○カテキン緑茶 (太字は修正部分)

そんな含み損のことは忘れていた7月末、年1回の株主優待が届きました。
なんと、カテキン緑茶1箱(32 24個入り)です。箱でペットボトルが届いたので、何かと思いましたよ。
株主優待は2000円相当とされているのですが、カテキン緑茶は定価168円ですから、単純計算で5376 4032円。なかなか太っ腹です。もしかしたら、工場出荷価格はこんなもの(@62.5 @83.3円)なのかもしれませんが。
この夏、お茶のペットボトルは買わずに済みそうです。
しかし実際もらってみると、株主優待ってのも悪くないなあ。

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