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民主党政権の今後

システム開発にたとえると、2009衆議院選挙の結果は「プレゼンは大成功で単独受注を見事獲得」という感じでしょうか。
問題は、これから始まる要件定義です。

プレゼンでバラ色の夢を抱いてますから、いざ要件定義フェーズに入ると、思いがけない制限やコストに驚いたり、利用部署間(世代・所得属性・業種etc)の利害相反で反目しあったりするんですよね。板挟みになったり非協力的な態度を取られながら、利用者(国民)の要件をまとめ、利害調整し、合意を得つつ、下流工程である開発側(官僚)が誤解・曲解をしないよう、要件定義をドキュメント化する必要があります。
従来は、これを中央官僚が行っていたわけですが、民主党政権では国会議員が中心となります。経験が必要な仕事ですが、大丈夫でしょうか。


話は変わりますが、
そういえば、今回の選挙って、ある面、この前の米国大統領選挙に似ているような気がしませんか?

誰にとっても一見心地よい言葉なので、政治に失望した国民は皆、自分たちを尊重した政治を素早く行ってくれる、と大きな期待を持ちます。そう、Change~変革~は希望です。どう変えるか、は後回し。暗黒の今は、とにかく「変わる」という希望が全てです。

しかしその言葉は抽象的でかつ矛盾を含んでおり、実行段階で、皆があえて見えないフリをしていた、あるいは隠されていた、負の側面も顔を出します。現実を目の当たりにした国民は、「変革の希望の星」へ熱い眼差しを送り続けられるでしょうか。

政権維持のためには、支持率低下という滑り台を如何にゆっくり滑るかが重要なのですが、ゆっくり滑るためには、利害関係が輻輳した分野について「改革」の「出し惜しみ」が必要というジレンマ。
一方で、早急に何か手を付けて、観客の熱を冷まさない演出も必要ですから、比較的簡単なテーマかつ反対の少ない手段でもって「改革」を始めることも、これまた重要です。

「変革」に対するとスピード感の維持と「出し惜しみ」。鳩山氏がこのバランスをいかにとるのか、ある意味、楽しみです。

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